卒業を目指す?!就労継続支援A型事業所クオッカさんレポート

おはようございます!

CARE LAND運営事務局のHです。

先日、就労継続支援A型事業所のクオッカさんを見学させていただきました。

本来A型事業所というのは、障がいのある方が一般企業への就職を目指して働きながら学べる、社会保障費をベースに運営する事業所です。

しかしクオッカさんは、なんと初月から事業収益のみでスタッフさんの賃金支給を達成しているというのです。

その秘密を知りたくて、事業所長の小松さんにお話しを伺いました。

様々な事業所がありますが、クオッカさんは精神障がい、特に発達障害の方を中心に受け入れているそうです。

スタッフさんへの育成にかける想いは、眩しいほどに愛と情熱が溢れていました。

「こちらで訓練し、一般企業への就職をサポートされているのですよね?」と伺うと、
「普通はそうです。でも、私たちは、スタッフさんのことを共にビジョンを実現するための大事な仲間として、まずは彼らを弊社で活躍する人材として育てることが先決であると考えております。
彼らの育成と、多様な人材を活用していくノウハウの蓄積が出来れば、社会保障費を頂かずに事業を回すことが出来るので、そうなれば弊社自体が就労A型を脱し、一般企業に転身するつもりでおります。それが、障害者スタッフの労働者としての存在価値を確立する第一歩だと考えております。」とおっしゃられていたのが印象的です。

注目ポイント① 面接が素敵
どんどん雇い入れる事業所さんも多い中、しっかりとした面接を実施されています。
「働く覚悟がありますか?働くとは、単純にお金をもらうことではなくて、自分以外の誰かに貢献して、初めて対価を受けることですよ。」というお話を、その方に合わせて、時間をかけて、丁寧にお伝えし、ピンと来るのか、来ないのかの見極めを実施。

体験実習と面談を通して仕事に意識が向かっていないと判断したときは、現在の状況を鑑みた上で、クオッカ以外の機関(B型事業所や、就労移行支援事業所等)を提案されているそうです。

私自身も弟が障がい者雇用に切り替える際、長年のお仕事の苦労を鑑みてとにかく簡単なお仕事を探さなきゃと思っていましたが、弟が「自分もちゃんと社会に何かを残したい」と言い、ラクな道を望んでいるわけじゃないんだとハッとさせられた経験があったので、とても素敵なことだと感じました。

注目ポイント② 雰囲気がちょうどいい
同じ空間で様々なお仕事をされていて、パソコンで作業されている方や、封入作業などをされている方、数十名のスタッフさんがいらっしゃいました。

オフィスに入ると、みなさん一斉に挨拶を交わしてくださいましたが、ガヤガヤする雰囲気ではなく、それぞれが集中しやすい環境に思いました。
かと言ってピリピリするわけでもないのは、指導員の方がそれぞれの島に見回って、しっかりと安心してお仕事ができる言葉をかけていて、ほどよいアットホーム感が生まれているのかもしれません。

注目ポイント③ 指導員さんの理解が深い
この事業所を運営する側の社員さんには、精神疾患経験者や、今も難病と戦う方もおられます。
当然疾患が他人事ではなく、いつ誰でも起こる可能性があるという認識でスタッフさんと接していらっしゃるように感じました。

スタッフさんとしては、とても心を開きやすく、安心できる存在だろうなと感じました。

小松さんにクオッカの目指すことを伺いました。

「現時点において、スタッフ給与を事業収益だけで支払っている事業所は一握り、しかも初月から達成している企業は、おそらく弊社のみです。
弊社なら、日本で初めてA型を卒業するA型事業所になれると考えております。そして、ゆくゆくはそのノウハウ自体を日本に普及させ、障害者が効果的に生産性を高め、輝ける社会作りの一端を担いたいと願っております。

私自身、まさに弟の就労支援で10年以上悩み抜いてきましたので、お話しを聞いて涙が出てきました。
障がいを抱えながら働くことの難しさを理解しながら、生き甲斐と社会との接点の固定化を提供できること。変えがたい価値だと感じます。

働きたいと願う人が、当たり前に安心して働ける世の中作り。
家族、地域、企業、就労支援事業所など、周囲の存在でしっかりサポートして行けるよう、CARE LANDも仲間作りと情報共有プラットフォームとして勤しんでまいります。

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